色は、黄金色でとてもきれいな色調をしている。香りは、はじめに甘い香りが漂い、ベッコウアメのニュアンスで、リンゴの蜜やアプリコットの香りが感じられる。味わいは、まずかなりしっかりとした甘味を感じ、軽くて爽やかな微発泡のシュワシュワ感が舌先を優しく刺激してくれる。そして、程よい酸味があり後味はそれほど甘味を感じさせない。
全体の印象としては、甘味と酸味のバランスが良く、素直においしいと思える味わいである。ただ、甘味の方がかなりはじめの口当たりで感じるので、料理によっては合わないものも出てくると感じた。逆に言えば、フォアグラ料理などとの相性はかなりよさそうである。
サービスの注意点として十分冷やしてサービスすること。(甘味が抑えられる。)パンとの相性では、クロワッサン系の少し甘味を感じるタイプとよく合う。
色は、ルビーの色調でそれほど濃い色合いではない。香りは、第一印象で、赤ワインの香りを感じさせる。ベリー系のフルーティーな香りでカシスやサクランボのニュアンスがある。そして、ワインヴィネガーの香りをほんの少し感じ紅茶の香りへと続く。味わいは、シャルドネよりも穏やかな甘味をまず感じて、微発泡の泡が程よく舌を刺激する。酸味は程よく穏やかで、口の奥では少しの渋み(タンニン)が感じられ、ほんのりとした甘味と合わさって、余韻が心地良い。
全体の印象としては、香りがブドウジュースの香りではなく、まさしく赤ワインの香りで、味わいも微発泡性ではあるが甘味と酸味、それに渋みが合わさって赤ワインを連想させる。おいしいノンアルコール・ワインである。
サービスの注意点は、白のシャルドネよりも少しサービス温度を上げてやると香りがたち開いてくる。渋み(タンニン)もより柔らかくなってくる。パンとの相性では、噛むと甘味が出てくるようなフランスの田舎パンなどと良く合う。それにオニオン入りのホカッチャとの相性も良い。
加茂 文彦シェフソムリエ
マンダリンオリエンタル東京のシェフ・ソムリエ(チーフ・ソムリエ)。
東京、フランスでソムリエとして勤務後、日本人ソムリエとして初めて、ミシュラン2つ星レストラン「ル・クロ・ドゥ・ラ・ヴィオレット(Le Closs la Violette)」(フランス・エクサンプロヴァンス)のシェフソムリエとして活躍する。ワインに対する探究心はとどまることを知らず、稀少ワインから最新ワインまで、豊富な知識と情報は群を抜いている。
- 1960年
- 茨城県生まれ
- 1980年
- 辻調理師専門学校卒業
- 1981年
- 辻調グループ校フランス校卒業
- 1983年
- 「ドゥ・ロアンヌ」(東京)ソムリエ
- 1987年
- 「レストラン・トリガイ」(フランス・ナント)ソムリエ
- 1993年
- ミシュラン三ツ星「リュカ・キャルトン」(フランス・パリ)ソムリエ
- 2000年
- ミシュラン二ツ星「ル・クロ・ド・ラ・ヴィオレット」(フランス・エクサンプロヴァンス)でシェフソムリエを歴任後、帰国
- 2002年
- 「ザ・ウィンザーホテル洞爺」(北海道)シェフソムリエ
- 2005年7月
- 現職
マンダリンオリエンタル東京
東京都中央区日本橋室町2-1-1 TEL:03-3270-8800
http://www.mandarinoriental.co.jp/tokyo/
「料理の仕事がしたい」辻芳樹/編(岩波書店)
料理の仕事人たちが自らの仕事の魅力を語る一冊。
加茂文彦氏の仕事へのこだわりも紹介されています。






















TEL:0120-167-922
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